第160章 真実
レストランを飛び出すと
ちょうどタクシーが現れたので
乗り込みました。
「お客様 どちらに向かいましょうか」
「はぁはぁ...ごめんなさい...
行き先はまだ決めてなくて...」
「では オススメの場所がありますから
そちらに向かいます。」
(待って…この声…)
いつか聞いた声がするのです。
ハッとなり私は顔をあげました。
するとそこには……
「では 出発します」
「伊地知さん!!?」
タクシーだと思って乗り込んだのは
伊地知さんが運転する車でした。
伊地知
「さんお久しぶりですね。」
「す、すみません💦
わたしタクシーだと思って💦
今降ります!」
後部のドアのノブに手を伸ばします。
伊地知
「あっ、危ないので。
そのままで💦」
伊地知さんも慌てます。