第159章 影響
玉木
「すみれ様は
みちる様にはひと口も
母乳を与えてないとおっしゃいましたね。」
すみれ
「はい…言いましたけど。」
玉木
「(ノロдロ-)カチャ
それでは"可愛い姿をしたみちる"さんは
さんの母乳から形成されていた
お姿です。
ですからあらゆる手段を講じてお乳を他の方から
飲ませて貰ったとしても、
お姿はそのお乳を飲ませた方で形成されます。
その姿が3歳まで保たれれば一生その方の
お姿を基本として成長が安定する事になりますので
ご心配であれば3歳まで人間の女性の
母乳をオススメします。」
すみれ
「3歳まで…母乳………」
玉木
「他にも気になる事があります。
みちる様の白目の件です。
今は黒ですがこれも2歳まで母乳を飲ませれば
解決しますよ。」
(こう聞くと
お腹から産まれた呪霊にとって
母乳は大切なのね…)
「玉木さん。
母乳を分けて下さる方を探すのは
大変だと思うんです...
薬で止めた母乳を再開する事はできるんですか?」
玉木
「薬を飲んでいる最中も出し続けていれば
望みはありましたが。
そういうケアーをしていないのであれば……
不可能かと思います。」
すみれ
「そんな…そんなぁあああー!!!」
すみれさんは膝から崩れ落ち
両手で顔を覆ってしまいました。
(これから3歳まで食べるもので姿が変わるなんて
聞いたら…そうなってしまうわ…
そしてそれは私達も例外じゃない。
ちづるも………)
同じ境遇だからこそ
同じ戸惑い不安を感じています。