第156章 さよなら
エージェントバックスから
さほど離れていない古びた一軒家が
これから
この女とみちるが暮らす家のようだ。
(古いな。)
すみれ
「五条さんて、沖縄に住んでいるんですよね?
お家はどんな感じなんですか?」
玄関から一歩足を踏み入れただけで分かる湿気…
旧家特有の匂いもする。
みちるの健康に害を及ぼさないか心配でしかない。
五条悟
「賃貸だった平屋を買い取ってリフォームしたから
まあまあの住み心地かな。」
(良い除湿機買うか…)
すみれ
「えー!羨ましい!!」
五条悟
「そう?」
(玉木に手配頼んでおこっ。)