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五 条 の タ ネ .

第155章 再会と再熱





五条悟
「カッコウって鳥知ってるかい?」









長い沈黙を破ったのは悟さんでした。









「カッコウー

カッコウーって鳴く(。・ω・。)?」









五条悟
「…カッコウカッコウ……

あははっ!そうそう!そんな鳴き方する鳥ねー。」









悟さんの笑いのツボは今だによく分かりませんが、

目を細め笑っている姿を見たら…

私はなんだか心が少しだけ救われた気がします。










「カッコウがなんですか?

(๑•ૅㅁ•๑)もぅ!笑い過ぎですよ!?」









五条悟
「ごめんごめん、

困り顔でカッコウカッコウ言うから…ツボったwww

あははっ…はぁ…ごめん冗談はここまでにして、

カッコウってさ"托卵"する鳥で有名なんだ。」









「たく…らん?」








五条悟
「托卵って言うのは、

他の鳥に卵と産まれてきた雛を

しれっと預けて代わりに育ててもらうことをいうんだ。

さっきちゃんと

あの女のやり取りを俯瞰して見てたら

カッコウ思い出してさ。」









「俯瞰して見てたんですか?

なんか…ショックなんですけど…

同じ目線かと思ってました(๑•ૅㅁ•๑)」








プイッと私はそっぽ向きます。









五条悟
「ごめんごめん!あははっ!」








謝ってるのか笑っているのか

よく分からない悟さん。








"バサッ"









「!」








すると私の身体は

瞬く間に暖かいものに包まれました。









「悟さん…」








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