第155章 再会と再熱
マスター
「軽蔑まではいきませんが...
さんを見る目が変わります。
…良いですか?
さんは環境にとても恵まれて
いらっしゃいますので
すみれさんの気持ちを汲み取れないのですよ。」
すみれ
「!!」
「(´⊙ω⊙`)!!」
マスターさんは感情を昂ぶらせながらでもなく
ただただ落ち着いた声色で"すみれさん"を
擁護します。
マスター
「すみれさんのご実家は呪術師のご家系です。
ですから"忌み嫌われる出産"は歓迎されず
迫害の標的になります。そして…
当たり前ですがなんの後ろ盾も期待できない…
そんな状況でご主人を亡くされ"ハーフの子"を
育てるという重み…重圧…責任を考えたら
取り乱し一時的に感情を制御できなくなることも
あるでしょう。
対照的に貴女は五条家のサポートを
一身に受けられ生活には一切困らず、
ハーフの子を産んでも邪険にされずご主人も存命…
すみれ様とは天と地もの差があるでしょう?
私にしてみれば
"世間知らずのお姫様が夢事を語られている"
といった見方しかできません。」
「………」
わかりました。
マスターさんはすみれさん寄りなのですね。
すみれ
「マスターさん💦言い過ぎです!
"世間知らずのお姫様が夢事を語られている"
だなんて……」