第152章 トレード〜私がアイツでアイツが私〜
「ありがとうございます…良かったぁ…
とりあえず隣に座りますね(;´д`)」
"ギシッ"
私は宿儺さんの横に座りました。
これで少しは楽になりそうです。
宿儺
「母は酒に酔うと淫らになるだけだというのに
コレは(頭花さんの身体)随分と酒に弱くて情けない...」
宿儺さんは"汚いもの"を見るような目で
私を見つめます。
「あははっ……」
宿儺さんは優しいのか怖いのか
捻くれているのか分かりませんが
呪力を持たない割には口調に凄みがあって
たまーに怖く感じます。
宿儺
「で?何故母は馬鹿と身体が入れ替わったのだ?」
私は何処から話そうか考えます。
廊下の天井は真っ暗だから
考えている時に見つめるのには
丁度良い感じです。
(なるべく悟さんとの営みの情報は教えたくないけど…
誤魔化したところで宿儺さんには通用しなさそう
…仕方ないわ正直に言いましょう。)
「今夜は…
さっ…悟さんに子供達とは違う別室で
寝ないかと誘われまして…(´∀`;#)エヘヘッ…
私はその為の身支度を整えるために
自室に向かっていたのですが
中庭に頭花さんが倒れていることに気がつきました。」
(あの時
スルーしておけば良かったのに…
後悔先に立たずね💧)
宿儺
「ほう。」
「一回は無視をしようとしたんですが、
頭花さんが何かに驚いた声を出したので
気になって直ぐに中庭に出てみると…
夜空いっぱいに流星群が見えたんです
それはそれはとっても綺麗で(*p´д`q)」
宿儺
「ほぅ...流星群か」
「はい。
頭花さんはすかさず流星群に願い事をしました。
"になって金持ちの生活がしたい"と」
宿儺
「( ー́ωー̀ )」