第19章 後期
こんな時くらい泣かせてよ!
と思いますが...
そうはさせてくれないみたいです。
(誰...)
「ヒック...ヒクッ...」
私は息を整えながら
インターフォンを見ます。
「星野さん(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
来訪者は星野さんでした。
星野
〈さん、星野です。
お話がしたいです。開けて頂けませんか?
(五条家の使用人だから今まで私に優しくして
くれてたのよね...
友人としてではなく...)
「......」
星野
〈実は開けようと思えば私はここを開けられます。
でもそれはしたくないのです。
私は...五条家の使用人ではなく貴女の
一番の理解者として...逢いたいのです。
(星野さん...)