第150章 守の発表会
「守………」
私はノートを閉じると今居ない守の代わりに
それを抱きしめました。
(あんなに小さい胸で
ずっと私やみちるのことを
考えてくれていたのね…
まもろうとしてくれていたのね…
私が守をまもってあげないといけないのに……)
「ごめんね守…
お母さんもっと強くならないと駄目だよね。
…うん!決めた!!
何が入場制限よ!!!そんなの…
そんなの関係ないわ!!!
玉木さん!!玉木さーーん!!!!」
私はルールを守れない悪い母親になりますが、
ちづるとみちるを連れて
発表会に行くことにしました。