第147章 瞬間湯沸器女型3
古く軽そうな木のドアが開きました。
「どなた様でしょう。」
ドアを開け現れたのは、
初老でありながらも綺麗な女性でした。
少し迷惑そうな表情を浮かべています。
(もしかしてこの方が橋本まゆさん…)
「お忙しいところすみません。
わたし近所に住んでいる五条と申しますが、
娘さんに用がありまして…
いらっしゃいますか??」
平日の午前中、
しかも高校生なら学校に行っている時間だから
居ない確率が高いです。
橋本まゆ
「五条さん?
…あー、空を飛ぶ奇妙な子が居るって
一時期話題になった。
あの時はこの辺に余所者が増えて
治安が悪くなって困ったのよね。」
「(´⊙ω⊙`)」
そんな事もありました。
まゆさんは、
眉にシワを寄せあからさまに嫌な顔をします。
(いけないわ!どうしよう💦)
「そっ、その節はご迷惑……」