第147章 瞬間湯沸器女型3
"コトッ"
そしていよいよ橋本と表札が掲げられている
お家の前に到着しました。
「玉木さん。チャイム鳴らしますね。」
玉木
「はい。」
私は白い指で、
年代物のチャイムを押しました。
"ピンポーン"
(なんだろう、なんだか胸がドキドキする。)
チャイムを押し、
ドアが開くのを見越して
少し後ろに退がる。
玉木
「さぐりは…慎重にゆきましょう。」
「はい。」
もしここで私がヘマをすれば、
もし呪詛師がここにいたら…
私は玉木さんと一緒に一晩中裸で人を
襲う事になるでしょう。
(もしそうなったら、
悟さんは私を……払いそうねヽ(´o`;
嫁とか知り合いとか関係なさそうなところ
あるし……)
"ゴクリッ"
私は生唾をひっそり飲み込むと、
人気を感じるドアの向こうに集中します。