第146章 瞬間湯沸器女型2
知念さんのお宅をあとにした私達は、
いったん近所の公園に行きました。
「玉木さん。
老爺さんの様子がおかしかったのに、
どうして??」
あまり利用者がいない公園は
私と玉木さんの貸し切り状態です。
玉木
「さん。
…さんが感じていることは
おそらく間違ってはいません。」
玉木さんは眼鏡越しに鋭い目線で私を見ると
そう言いました。
「え?それならなぜ??」
玉木
「いいですか?
老爺の反応を見れば
自宅に居そうなものですが…
違うのです。これを見てください。」
"パラッ"
玉木さんは小さな手帳を開き
私に見せてくれました。
「これは…」