第145章 瞬間湯沸器女型
急いで走って子供達が眠る寝室にやってくると…
"バッ!"
←部屋のドアを勢いよく開ける音
「(・Д・)わっ!!」
ドアを開けると
子供達の側に髪をハーフアップした
男の人が立っていました。
(この人…)
いつか飛行機の中でお話をしたことがある
悟さんの親友の方でした。
?
「外にいる女性は
タチが悪い呪詛師に操られているようだ。」
外からは相変わらず玉木さんと少女が
暴れる音が聞こえてきます。
きっと自宅に侵入してくるのも
そう時間がかからなそうです。
「でも…あの女の子は、
私が肉眼で見れているので呪霊でもなさそうですし…
呪詛師さんが人間を操ることなんて出来るんですか?」
?
「答えは…YES。
やろうと思えばできます。
例えば脳をバグらせるとか…なんとでも…
だけど今はひとまず子供達を連れて逃げよう。
守くんは自力で走れるから
下の子2人はさんが抱いて…
裏口から!さあ!」
「わ、分かりました!
守、守!起きて💦」
私はちづるとみちるを両脇に抱き
健やかに眠る守に声をかけて起こします。