第142章 兄妹
守
「あっ!ランプ消えたよ!
おかあー、いもとだっこする!!」
「あら、ほんとね。
それじゃどっち抱っこするぅ?」
離陸の揺れで目を覚ましたちづる。
そして元々起きていたみちる。
どちらを抱っこするか聞いてみます。
ちづる
「(。・ω・。)ちゅちゅちゅ…」
←何か言いたそうだけど口をおしゃぶりで
塞がれている。
みちる
「(๑・̑◡・̑๑)あぶっ!」
五条悟
「守、これはどっち選んでも恨まれるよ—?
モテるお兄ちゃんは大変だね。
"あたちよ!お兄ちゃん!!
もちあたちを選ばなかったら…
このおちゃぶり食いちぎってやるわ!"」
悟さんが、
ちづるの手を軽く掴み
"人形劇のように"ちづるの気持ちを代弁します。
ちづる
「(。・ω・。)ちゅちゅちゅちゅちゅ…」
そして悟さんは、
私に目配せをして次に"みちる"の気持ちを
代弁するように指示が出ました。
「えっ…(;´д`)
あっ……えと……
"誘惑されないで!
お兄ちゃんが抱っこしないと
いけないのは…このあたちよ!"」
私もみちるの手を軽く掴み、
手を動かしてみちるが言っているように
もっていきます。
みちる
「(๑・̑◡・̑๑)あぅあ—」
五条悟
「"ちがうわ!あたちよ!!
おしゃぶりで塞がれた
あたちのお口を解放したら
右に出る赤ん坊は居ないんだからぁ!"」