第141章 赤さん
"カランカランッ"
マスター
「お疲れ様ですさん。
…そちらの方々は?」
奥のクリニックに行く為には喫茶店を
通らないといけないので
もちろん"見張り"役でもあるマスターさんに
声をかけられました。
「お疲れ様です。マスターさん。
えと…
私の主人と、長男と長女…
そして使用人さんです(*´∀`*)」
守
「こんばんは。
僕は五条守と申します。
母がいつもお世話になっております((´。• •)´。_ _))ペコッ」
さすが名門の保育園に通うだけあり、
しっかりご挨拶ができるようです。
「(・Д・)わぁ」
(すごいわ!TPOに合わせた挨拶ができるのね。
おかあーも勿論悪くないけど、
母ってなんだか新鮮ね!)
マスター
「守くん、丁寧なご挨拶ありがとう。
私は渡辺直人と言います。
どうぞよろしく。
お父様やお母様は医者にご用があるようなので、
私の自慢のココアをお作りしますから
お飲みになってお待ちになりませんか?」
マスターはカウンターの椅子を引いて守を誘導します。
守
「飲むぅ——!!
お父さん!良いでしょ!?」
五条守
「もちろん。
お礼は忘れずに。」
守
「うん!分かった!!」