第134章 闇医者と私と赤ちゃん
闇医者のお言葉に甘え
少し休んだあと、
私は赤ちゃんのお母さんの元に行きました。
「具合いはいかがですか?」
診察室の端にある
簡易ベッドで横になっているお母さんは、
顔色がとても悪く私の声かけにも
ハキハキした返事ではなく消え入りそうな声で
返事をしてくださいました。
赤ちゃんのお母さん
「あまり...」
(そうですよね。さっき手術したばかりだから…)
「そうですよね。
でも先生のお話しだと明日にはだいぶ気分が
良くなるって仰っていましたから、
今日は頑張りましょうね。」
赤ちゃんのお母さん
「だと良いけど…」
私は赤ちゃんのお母さんの、
アイスノンや寒いとのことで
毛布を追加したり忙しく動いていると…
〈ふぇーん!!
「(・Д・)!!」
闇医者のデスクの横にある
ベビーベッドに寝かされていた
赤ちゃんが泣きだしました。