第16章 残高
私は運転席に座らせて頂いております。
「星野さん。
この前は...すみませんでした。
そして本当にありがとうございました。」
この前の謝罪をしていなかったので、
私はこの場をお借りしてお礼と謝罪をいたしました。
星野
「とんでもございません。
こうしてさんの幸せそうなお顔を
拝見できただけで十分です。
ですが...次回から何かあった時は...
1人で抱え込まず必ず私の携帯にご連絡ください。」
"スッ"
「(。・ω・。)?」
星野さんはハンドルから片手だけ離し
スーツの胸ポケットからメモを取り出し
私に渡してくださいました。
星野
「それは私の携帯番号です。
何時でも出れますので、
遠慮なくかけてきてください。」
どうやら星野さんの携番が書かれているようです。
(お優しい(*´ω`人*) )
星野さんはずっと真面目な顔で
前を向いて運転しています。
「ありがとうございます(*´∀`*)
こちらにはお友達もいなくて
少し寂しかったんです。」
星野
「そうですか、それは良かった。」