第127章 distance.
(悟さん、守、ちづるの3人の幸せを考えるなら…
もうこれしかないわ!!)
私は今までに感じた事がないほど、
力強く立ち上がり...
ずっと悟さん宛に出せなかった手紙を
備え付けの収納ダンスから取り出しました。
「悟さーん!!
わたしちょっと、コンビニ行ってきまーす!」
居間のテーブルにそれを置き、
お出掛けをする支度をします。
〈え?今から1人じゃ危ないし、
皆んなでいこっか?
寝室から悟さんの反応。
「大丈夫ー!直ぐに戻るから。」
〈分かった。道草しないで真っ直ぐ帰っておいで。
「はーい!」