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五 条 の タ ネ .

第15章 Bプラン





どなたかの家の前で立ち尽くしている不審者な私に

お上品な着物を身に纏った素敵な初老の女性が

話しかけてこられました。








「うちのお客様かしら?」








「(゚口゜)!」








(大変💦私ってば完全に不審者💦)









「い、いぇ💦

立派なお家だと見惚れておりました💦

申し訳ありません💦」








私は女性に頭を下げて立ち去ろうとすると









「それはマタニティーマークのキーホルダーよね?」








女性はニコニコしながら、

私の小さなショルダーバッグにつけている

マタニティーマークのキーホルダーを指さしました。








「はい(*´ω`*)

産婦人科で頂いたんです。」









「あら産婦人科で頂けるのね?

息子の時はこんな可愛いキーホルダーなんて

なかったから羨ましいわ〜

それがあったら妊婦さんだと分かるから

何かあれば声がかけやすいわね。」







女性は更に優しい顔になりました。






(優しい人...)







「ところでお子さんは何ヶ月なの?」









「はい、もうすぐ3ヶ月です(●´ω`●)」








私はコートの上からお腹を摩りながらこたえます。

まだまだ目立たないお腹ではあるけれど...(^_^;)







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