第124章 いらっしゃいませ
ちづるを寝かしつけながら、
進さんのダンボールテーブルを作成するのを
眺めています。
本当に器用に作業を進められているので、
つい見惚れていると...
禪院進
「なんだか生活に必要なものを、
こうして手作りしていると...
生きてるって実感が湧きますね(*´∀`*)」
初めて逢ったころと、
だいぶ雰囲気が変わった進さん。
今の進さんになら両者の利害が一致すれば
腹貸しの方向へ進むのだろうと、
私はふと思いました。
「あっ...」
禪院進
「どうしました??」
「あの……カレー皿って作れますか……
お鍋や炊飯器も……」
昨日引っ越してきたばかりで、
日用品がまったく無かったのを思い出しました。
禪院進
「えっ...」