第122章 命名。
「えと…高見荘はっと…」
実は退院後のお家は、
産院の先生が見つけて契約してくださり
あとは入居するだけになっています。
あっ、もちろん家賃は自分で支払いますよ💦
とりあえず当面の資金は、
何かあった時の為に玉木さんから渡されていた
お金で暮らすつもりです。
当面と言っても2ヶ月程が限界ですが…
2カ月もあれば体調は回復するし、
腹貸しができます。
「あっ!あったわ。」
見た目は今にも朽ち果てそうな建物だけれど、
なんとお家賃は破格の3000円、
二人暮らしなら十分です。
先生から預かってきた鍵をバックから取り出すと、
一階の角部屋に向かいます。
(それにしても静か…)
それもそのはず、
8世帯が暮らせる部屋数があるのに
私の部屋しか埋まっていないようでした…
「ちょっと...不安ね(⌒-⌒; )」