第120章 思惑
「…実は…」
私は先生に今の自分の置かれた状況を
包み隠さず話をしました。
先生
「なんだか不思議な話しだね。
でも私から言える事は…
確かにお腹の赤ちゃんの父親は五条悟さんだよ?
ほら、カルテを見てごらん。」
父親の欄に"五条悟"と書かれているけれど
少し前に修正されたのか玉木亜緒の名前に
修正されていました。
「これは…」
先生
「2人目?再婚された旦那さんに、
書き換えて欲しいと言われてね。
さんが幸せならそれで良いけど、
なんか闇を感じるねー。
とりあえず、ウチの医院でさんを
匿うよ。きっとそうした方が良いよー。」
玉木さんや、
五条さんが来ても案内しないし
私の入院も明かさないと先生は言ってくれました。
「…よろしくお願いします…」
出産したら幼馴染を頼って
赤ちゃんと一緒に静かに暮らせる場所を
探すつもりです。