第119章 時子始動。
五条時子
「ちゃん!!」
そしてその中のお1人。
綺麗なお着物を着た初老の女性が私に駆け寄ってきて
両肩を掴みました。
「!!」
(誰!?💦)
玉木
「奥様!」
五条時子
「貴女って子は!!
何度守くんを泣かせれば気が済むの!!?」
「(´⊙ω⊙`)」ビクッ
初老の女性は泣きながら私に怒鳴りました。
「守くん...?」
五条時子
「思い出せないなんて...
全てを貴女のせいにはしたくないけれど
思い出そうと努力をしなくちゃ駄目じゃない!!」
一方的に叱られている私は、
ただただ意味が分からずキョトンとしている。
五条時子
「さん貴女には、
お腹の赤ちゃんと同じ血が流れる
息子がいるの!!
昨晩からずっと貴女を求めて泣いているわ!!
何故こんなところにいるの!?
戻るべき場所があるでしょ!!?」
「あの…えと…私は……」