第118章 守、本気出す
玉木
「…早々に手続きを致しましたので…」
亜緒さんは申し訳なさそうに
男性にそう言いました。
五条悟
「嘘だよね?またまたー
いつもの玉木ジョークでしょ?
前から優秀だったもんね?人騙すのー
五条の保険証あるっしょ?
ねっ?ねっ??ねーー!?」
玉木
「いぇ、私も覚悟を致しましたから!
裏ルートを使って戸籍も全て玉木になっています。
悟様、すみません。
さんは私の妻です。
さあ、。帰りますよ。」
「え?あっ、はい(*´∀`*)
ではまた。」
私は男性の電柱ドンから抜け出し、
玉木さんの横に移動します。
五条悟
「玉木!卑怯だよー!ずーるーいーー!」
どんどん離れていく男性との距離、
そして横を歩く玉木さんの額から流れる汗。
(いったいどうなっているの?)
私からしたら、
どちらも嘘を言っているようには見えません。
五条悟
「ちゃん!!!
僕を捨てないでーー!」
離れても聞こえてくる男性の声。
私の心を離しません。