第115章 探検
【守視点】
きょうは ひとりで こうえんにいく!
とうは だめっていったけど、
どうしても いきたい!!
だってね! もうすぐ
"いもと"がうまれるからー!
守
「すいとー りゅっく おかち...
おきてがみ!!
うん! だいじょうぶ!」
しゅくなも おとこなら
はやく ちちばなれ しろって ゆったし
オレなら もうちとりでも だいじょうぶだって。
(さあ ちっぱつぅだぁー!!)
守
「あっ! さんぐらす ちないと!!」
←りゅっくから さんぐらすをとりだす
これ つけるとね...
えと... えと...へんなやつが
見えづらくなって らくになるんだ!
それから...
おとーさんが つけてるから!
(ナレーション&今日の指導係→菅原道真)
玄関の前に立ち、
大きく深呼吸すると
ドアノブに手をかけ
ついに守は1人外に出た。
菅原道真
(守、道路に出る時は左右をしっかり確認しなさい。)
守
「うん!!」
この子は、
産まれながらに呪力も、
身体に刻まれた術式にも恵まれて産まれてきた。
最大の特徴は五条家の子でありながら、
宿儺の特性も持ち合わせているという点。
たいへん特殊で現在生きる呪術師の中では最強と
言っても過言では無い。
だからこそ尚のこと、
このまま健やかに真っ直ぐ育ってくれればと
私は常に願っている。