• テキストサイズ

五 条 の タ ネ .

第114章 Wthout Rika .





宿儺
「おー、よしよし。

可哀想にのぉー、あと2ヵ月の命と知れば

泣きたくもなるさね。」






宿儺さんらしくなく、

私の頭を一生懸命撫でて慰めます。

まるでその手つきは悟さんと似ていて

私の好きな感じです。






(手つきが似てるわ…)








なんだか悟さんの真似といい

正直全てが……嘘くさいです。

きっと何か企んでいるに違いありません。







宿儺
「前に母にあげた簪だが…」








宿儺さんは、

私を抱いたまま話し続けます。









「グスッ…はい…」








宿儺
「あの簪は、

それなりに名のある呪霊が

もっていた"呪具"だった。

呪物ではなく"呪具"だ。

それをこの俺が奪い取り

磨き上げ前世の母の遺体の

魔除けにと墓に入れたのだが…」









(奪い取り磨き上げた…って……)









宿儺
「それと同じ効力がある呪具を

見つけて身につければ、

まあまあ当初の計画通り母は助かるぞ。」








「呪具…そんなもの悟さんが居ない今…

どうやって探せば...(´;Д;`)グスッ」









宿儺
「嘆くな母。

アイツまではいかぬが…優秀な男が1人居るだろ?」








(優秀な……まさか!)









玉木
「やはりそう言う事でしたか。」









「た、玉木さん!?💦」








(いつの間に寝室に入ってきたの!?)









/ 5696ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp