第114章 Wthout Rika .
翌日から私自身との戦いが始まりました。
「…ン"ッ!」
久しぶりに感じる全身の痛みに、
思わず座り込みそうになるけど...
簪を悟さんに渡したのがバレたくなくて
なんでもないを装います。
(あと2ヶ月...あと2ヶ月間頑張るのよ私...)
玉木
「おはようございます皆さん。
…って…ん?あれ??
乙骨さんは居間にもいないのですね。
私共の寝室にもいらっしゃらないですし...
何処に行かれたのですか?」
非番の玉木さんが私服姿で
10時過ぎに居間に来られると、
乙骨さんの姿を探しキョロキョロしています。
守
「ゆうた おしごとでかえったよー!」
私が説明するより早く、
守が説明してくれました。
頭花
「アイツの背後にいた花子ちゃんだっけ?
あれてマジで怖かったから
帰ってくれて嬉しいわー」
頭花さんは非番でもないのに
居間の床で寝そべりながら過ごしています。
守
「とう!はなこちゃんじゃない。
りかちゃん!!!」
頭花
「え?あっ…そうだ!里香ね!里香!!!」
玉木
「あの方も確か"特級"ですよね…
悟様は凄い方との繋がりがあるのですね。」
「そうみたいですねぇ(๑>◡<๑)」
(痛い痛い痛い!!
身体中が痛い...少しでも気を緩めたら...
倒れ込んでしまいそう...)
こうやって普通に話していても痛い...
例えるなら...
剣山を身体全体に押し当てたような痛みです。