第113章 お友達
頭花
「チカコ!なんで跨げないんだよ!!
お前...どうしちまったんだよ!!
まさかお前...性格悪すぎて悪魔にでもなったか!?」
頭花さんは敷居を跨ぎ外へ出ると、
チカコさんの両肩を掴みました。
玉木
「…大変なことが起きてしまいましたね。
源太くんと産まれたばかりの
ご子女はご無事でしょうか。」
ボソッと呟く玉木さん。
(そんなこと...)
不安が込み上げた時でした。
〈げんた!おいでー
庭に居るであろう守が、
源太くんを家の中に誘います。
玉木
「頭花!チカコさんはもう...
源太とご子女を調べてください!」
「!!」
玉木さんは私情を挟まず、
確認の指示を出しました。