第111章 KIDNAPPING.
「ご迷惑をおかけしてしまってすみません💦」
五条悟に腰に手を添えられた腹貸し屋は、
帰宅するなり俺たちに頭を下げた。
(なんだ夕飯の買い出しに行ってただけかよ。)
俺は正直安堵した。
腹貸し屋が居なくなっては守が悲しむからだ。
玉木
「さん!!
私はまた家出かと思いましたよ!
まったく今度からは一声かけてください!!
まったくまったくまったくです!」
玉木さんは本当に心配していたのか、
なかなか怒りが収まらないようです。
「ご、ごめんなさい玉木さん(;´д`)」
五条悟
「玉木許してやってよ。
わざとじゃないんだからさ。」
すかさず旦那として腹貸し家をフォローする五条悟
(やっぱ酷い事を言っても旦那なんだなぁ。)
玉木
「分かっていますが!!
本当に心配したんですよ!!」
「(・・;)」
(玉木は一回怒ったら止まらないタイプだな。)
なんて見ていると。
五条悟
「で、キミは娘の護衛してくれんの?
してくれないの??」
五条悟に話しかけられた。
「…そうだな…、
まあ1年くらいなら良いかな。」
とりあえず1年なら、
遊び感覚で良いかなと引き受けてみた。
五条悟
「え?マジ?
それじゃ娘の護衛はキミで決定✨
良かったねー、玉木に頭花。
護衛の仲間が増えたよー!」
五条悟は嬉しそうに拍手をしながら
俺を見てくる。
頭花
「よっしゃ!
これで3人になるから
休みも取りやすくなるわ!!」
五条悟
「…え?頭花まだ"居る気"なんだ〜
すごい神経だねぇー。」
頭花
「えっ(´⊙ω⊙`)!?」