第111章 KIDNAPPING.
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「攫い屋だけど、守くんは保護したよ。
どうやら隣で寝ていた腹貸し家が居なくなって
心配になって家を出たそうだ。
今は自宅に戻ってきてる。」
攫い屋は、
淡々と俺に報告する。
玉木
「助かりました。ありがとうございます。
ではそのまま守様と自宅待機をして
頂けませんか?」
攫い屋に頼むのはどうかしてると思うが、
悪い方では無いと私の感が言っていて
頼むことにしました。
📱
「了解。じゃあな。」
攫い屋は結構アッサリしていて、
直ぐに電話を切った。
(悟様が引き入れようとする気持ちは、
分からなくはないですね。)
私はスマホを胸元にしまいながら、
沿岸を歩き続けます。