第111章 KIDNAPPING.
【男視点】
俺は"運び屋"だ。
どんな物でも、どんな大きな夢でも、
依頼があれば必ず依頼主に
お届けをするのが仕事。
(おいおい聞いてないぞ!
依頼は"腹貸し家"を五条悟からの強奪だろ。
なんで腹にガキが居るんだよ!
運び難い!!!
配達料上乗せしねぇーと釣りあわねぇーぜ!)
"タッタッタッタ...🏃"
「よっ!」
"パスッ"
歩道橋に飛び上がり"俺の脚力の強さ"を
無力な五条に見せつけると...
案の定無力な五条悟は立ち止まり、
歩道橋の下から俺を見上げている。
(やはり五条はただものじゃないな。
俺を追う為に呪力を使えば腹貸し家が死ぬっての、
理解してやがる。
…まっ、それを知っただけでは何?だけど。)
俺は勝ち誇った表情を浮かべ、
俺は構わず走り出した。