第109章 I'll be back .
「玉木さーん。」
〈今そちらに行きますねー
(昼食は久しぶりにお家に帰ってきた
悟さんの好きなものにしたいけど...
守とお昼はピザ焼こうって約束しているし...)
どうしたものかと悩んでいると...
「そうだわ!
ピザを悟さん好みに変えれば良のよねー!」
テレビで見たデザートピザを
思い出しました。
(バナナもあるし、パイナップル缶もあるし、
チョコソースもあるから...
カスタードクリームを作れば
デザートピザ作れる!)
私は少し早いけれど、
お昼のピザの支度を始めます。
"パサッ"
お気に入りのエプロンをつけると、
さっそく調理器具や材料を
調理台に乗せていきます。
「これと...これと...」
玉木
「様?今から何か作られるのですか?」
戻ってきた玉木さんに、
今している事を聞かれました。
「はい!
お昼にピザを焼こうと思っているので、
今のうちに生地を練ったり、
具材を切ったりしようかなって(*´∀`*)」
玉木
「なるほど!ピザは意外と時間がかかりますからね。
私も手伝います。」
「あの、玉木さん...」
玉木
「はい、なんでしょう。」
「普通のピザ生地と、
クリスピー生地を作りたいんですけど。
私普通の生地しか作ったことがなくて...
クリスピー作れますか?」
玉木
「クリスピー生地ですか?
作った事は無いですが、
作ろうと思えば作れますよ!!
それなら玉木はクリスピー生地を作ります!」
玉木さんは快く引き受けてくださいました。
"パサッ"
玉木さんも自前の黒いエプロンをつけて
作業を始めました。