第106章 life's deadline.
妊娠中期に入ってから、
私が体調を崩してお布団から出られなくなる日が
多くなってきました。
これは...罰が発動され始めたのでしょうか...
「ハァハァハァ...」
五条悟
「...
何か冷たいものを持ってくるから。」
だから守のお世話は玉木さんに頼ってばかりに
なっていて...守の3歳のお誕生日も、
私は何もしてあげられませんでした。
「悟さん...」
(このままじゃ、悟のメンタルがもたなそう...)
私は布団から白い手を出し、
悟さんに差し出しました。
五条悟
「ん?」
「玉木さんを...連れてきて欲しいの...」
熱を帯びた瞳で悟さんを見ながら言いました。
五条悟
「玉木ね。ちょっと待ってて。」
悟さんは深く追求せず、
守の相手をしている玉木さんの元に行きます。