第11章 番人
ですが怖いからと言って警察に通報したところで
相手にされそうにありません。
(でも誰がしてくれたのか分からないと
安心して眠れないですね...)
「管理会社に...聞いてみるとか?💦」
もうそれしか良い考えが浮かびません。
(それでも分からなかったら、
その時はその時ね。)
「賃貸情報ってどこにしまったかなぁ...」
私はクローゼットの中を覗き込む。
(えと...確か...)
"ガサガサガサッ"
悟さんが泊まった時用に
数枚置いてあるお洋服などをかき分けて
奥の方を見る...
「あっ、これこれ!
たぶんこの中だった気がする!」
パンダさん柄の箱を発見。
"ガサガサッ"
私は迷いなく箱を開けます。
「......あったわ!」
賃貸情報のファイルは
1番上にありました。
「管理会社の電話番号はと...」
契約者は悟さんなので、
私はさっぱり分かりません。