第103章 宿儺の娘
梅
「気に食わない事があれば直ぐに手をあげて...
そうやってお母様に稼がせたお金は
いったい何に使っていたのかしらね...」
この老婆は腹貸し家としての任を
降りたというのに、
身体に刻まれた性欲を抑えられず
若い呪術師に大金をはらい褥を共にしている
狂った老婆です。
親戚
「なんて目で見るんだい!」
私は打たれた頬に片手を添えて、
親戚の老婆を見つめます。
梅
「悲しいわね。
貴方のようには絶対にならないわ。」
この日の折檻はなかなか収まらず、
朝まで私は親戚に叩かれ続けました。