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五 条 の タ ネ .

第103章 宿儺の娘





一刻くらいでしょうか、

いえもっとかかってしまったのかも

しれませんが...

お母様を埋葬する穴を掘り終えました。









「お母様...掘れましたよ。」







冷たいお母様の頬に、

土で汚れた手を添えます。








「お母様...梅を立派に育てて頂き...

ありがとうございます。

梅は...梅は幸せでしたよ...」







感謝の言葉を伝えた私は、

荷台から硬直しているお母様をおろし

穴の中に納めました。








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