第99章 見られている
「悟...さん...」
五条悟
「守は京都の実家に居る。
僕は仕事の関係で居たり、
居なかったりしてるけど。
が戻ってくるのを待ってるから。」
"スッ"
悟さんは私を解放すると、
立ち上がり公園の出口に向かって
歩き始めました。
悟さんらしい、
実にアッサリした別れ際...
「悟さん!!」
去り行く悟さんの後ろ姿に
私は思わず声をかけました。
五条悟
「ん?」
立ち止まり私を見る悟さん。
「私ね、妊娠しているみたいなの。
悟さんの子よ...」
私はお腹に軽く手を添え、
妊娠を伝えました。
五条悟
「えっ!?ホント!!?」
悟さんは、
綺麗な瞳をパッと見開いて驚いています。
「病院へは今週末に行くつもりなんですけど...」