第99章 見られている
どちらにしろ...
一度離婚をしたいと思った以上
私の気持ちが直ぐに変わる事はありません。
「すみません。
...今は仕事中なので...」
私は一度悟さんのテーブルから離れ、
パートさんに接待をお願いして
私は厨房の中のお手伝いをする事にしました。
(私が離婚したい理由...
それは悟さんへの不信感と...
私を腹貸し家としてしか見ていないこと。
これが拭えない限りは...)
蒼
「揚げ、短冊に切って。」
「あっ、はい。」
(いけない仕事中よ、しっかりしなくちゃ。)
私は手を洗い手指消毒をすませ
揚げを短冊切りをはじめました。
"ザクザクザクッ..."