第95章 余命を知る
五条悟
〈へぇー!そうなんですか!?
いやぁー、ちゃんてば
あんなに若いのに"修羅場"を乗り越えてきた数が
同じ歳の子に比べて遥かに違いますからね!!
←親の職業を自慢する少年のように
私の自慢を父にしている悟さん。
(悟さんの楽しそうな声(´⊙ω⊙`)
もうお父さんと打ち解けてる??)
一回二回...ではない打ち解け方に、
私は心底驚きを隠せません。
(はぁ...声をかけてから入ろう...)
「お父さん、中に入るね。」
明るく無いけど、
暗くもない普通の声のトーンで
居間の中の悟さんに声をかけました。
〈ばっかもーーーん!!
悟くんに先に声を掛けんか!
「(´⊙ω⊙`)」
崇拝している波平さんの
ばっかもーーん!は...
悟さんの前でも隠すつもりは無いみたいです。
〈いやー、お父さんキツイですね。
ちゃんが家出した理由
分かる気がしましたー。
だってお父さん怖いもん。あははっ。
「(´⊙ω⊙`)!!」
一応?悟さんは私を護ってくれているのか、
笑いながら言い返してくれたみたいです。
父
〈年取ると、どうも物言いがね。
五条悟
〈冗談〜、若い頃からでしょ?
(やだ、入りずらいわ!
悟さんお願いだからお口にチャックしてぇー!)
入ろうとしたのに中に入りづらくなってしまいました。