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五 条 の タ ネ .
第93章 実家
目の前の予想外の人物に
私は心臓が止まるかと思いました。
「ハァハァ...ビックリしました...」
胸に手を添えて息を整えます。
玉木
「お茶の淹れ方には自信があるのです。
必ず満足されるかと。」
すました顔で私を見る玉木さん。
吐き気がするほど...嫌い...
何故私の前に現れるの?
「でしたら...玉木さんが持っていけば
良いのではないですか...」
私は台所から飛び出すと、
客間から見えない場所にある
中庭に逃げました。
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