第92章 実家に帰省〜隣の席のお姉さん編〜
その行動を見逃さなかった女性。
「え?妊娠?」
心当たりはあります。
けれど...まだ妊娠が成立するには早過ぎます。
でも手が無意識にお腹を撫でた事を考えると、
可能性が0とは考え難いです。
(妊娠していたなら嬉しいけれど、
呪霊とは似て非違なる存在の悟さんとの子...
少しだけ...ううん!!
私の子なんだからどんな子でも可愛いわ!!)
女
「妊娠しているなら諦めるわ。
私も女の気持ち分かるからね。」
"パチンッ💥"
女
「なっ!!」
これもまた不意に、
言葉より手が女の方を叩いていた。
「女の気持ちが分かる!??
ふざけないで!!
だったらなぜ...守を人質にできるの!!?
こんなことできるのよ!!
貴女は...自分が間違っているということを
知っているはずよ!なのにどうして...」