第89章 tamaki
「守〜、朝だよ〜」
新年あけましておめでとうございます。
今日は待ちに待った元旦です。
朝から守と近くの神社へ初詣に行く予定です。
"サワサワサワッ"
気持ち良さそうに眠る守の背中を摩ります。
守
「なんだもうそんな時間か。
飯の準備は済んでいるのか?」
「(๑•ૅㅁ•๑)あっ!」
(宿儺さんだわ!
なんでよりによって元旦に!?)
アンポンタンパジャマを着ながら、
男性らしく横になっている守...
なんだか可愛いのか可笑しいのか分かりません。
守
「あー、そうか。そうだったな。
今日は元旦...豪華なおせちか。」
「貴方に食べさせるお節はありませんよ。
もぅ...守と交代してください(๑•ૅㅁ•๑)ホラ!ハヤク!!」
守
「まあ...後でな。
お節を食べたら考えてもやらん。
...そうだ母。今日はアイツは居ないのだな。」
私は布団を片付けながら、
軽くあしらいます。
「アイツってもしかして...
悟さんの事ですか?
居ませんよー。忙しい方ですから。
気になるんですか?」