第1章 狐嫁
女中頭
「アンタまだ若いんだろ?何歳だい?」
無事に女中頭さんとお逢いできた私は、
さっそく呪術高専の中を案内をして頂いています。
「今年の春で18になりました。」
女中頭
「18かいな。
若いのにえらい苦労する所にきちまったね。」
(えらい苦労?)
女中頭さんは御歳80の大ベテランの女中さんで、
学長と対等にお話をする事ができる唯一の女中さん
らしいです。
女中頭
「若い内に苦労はしておけとは言うからねぇ〜
悪かないが...
大半の使用人はロクでもない死に方をするでな...
アンタも十分気をつけるんじゃぞ。」
「(´⊙ω⊙`)!?」
(ロクでもない死に方!?)
私の胸の鼓動が早まる。
何故なら女中頭様が苦虫を噛んだ時のような
表情を浮かべているからです。