第80章 拷問
"ガタガタガタッ"
到着したのは随分長く使われていない
物置化している蔵の前に到着をしました。
到着するなり私を連れてきた使用人が木戸を開け
中へ案内をした。
玉木
「暗いですね。灯りをつけてください。」
五条家使用人
「はい、ただいま。」
"ギィーーー、バタンッ"
玉木
「は?」
灯りをつけるでもなく、
使用人は己だけ外に出ると
木戸を閉め...
"ガチャン"
錠をしめやがりました。
玉木
「これはどういうおつもりですか?」
まだ外に気配があるので私は問いました。
五条家使用人
「………」
気配は感じるのに返答が返ってきません。
玉木
「フッ...随分と舐められたものですね。
錠など私のような人間には意味がないと言うのに。」