第75章 一ノ瀬探偵になる
-22:00-
僕はワイズと縁側でイチャイチャしながら、
今日脳に焼き付けた情報を思い出しています。
(遺留品の破れたワンピース...
服のサイズはMサイズ...
ブランドは...ドルシチュエーション.......
カラーはベージュ...)
一ノ瀬
「同じ製品を買って着てもらえば良いね!
それが一番分かりやすいよねー」
ワイズ
「ワン!!」
僕はさっそくスマホで"ドルシチュエーション"
のサイトを開きワンピースカテゴリーを閲覧する
(へぇー!!可愛いワンピースばっかりだ!
これも...これも...
真白ちゃんに似合いそうー)
男だけど、
いろいろ楽しみながらスクロールしていると...
一ノ瀬
「あっ!あったぁー!」
ワイズ
「U・x・Uキュン?」
ありましたよー、
遺留品と同じワンピース。
しかも"今秋の新作"として売り出されています。
ということは最近購入されたものですね。
(えとMサイズ在庫あるかなー)
サイズを指定して購入確定ボタンを押すと...
一ノ瀬
「ん?」
あなたにオススメ商品
が下部にズラーっと出てきました。
(関連商品…)
さり気なくサッと見てみると、
見覚えがある服があるのに気がつきましたー
再び頭に焼き付けた情報を取り出します。
一ノ瀬
「紺色の...破れた...カーディガン.......」
(これか!)
どうやら遺留品のワンピースとカーディガンは、
一緒に購入したもののようです。
(趣味良い組み合わせだなぁー
男が好きそうな...)
一ノ瀬
「ん?...男??
もしかしたらこれは...
真白ちゃんが自分で購入したのではなくて
...誰かに購入してもらった服だった?」
とりあえずこの2点は注文を確定して、
今度は比較的綺麗なパンプスの情報を
頭から取り出します。