第75章 一ノ瀬探偵になる
僕は1人1人分の遺留品を
床に並べていく...
"トスッ...トスッ......"
7人分横一列に並べてみると
俺に纏わりついていた呪霊が一斉に
各々の遺留品のところへ移動します。
(やっぱり。)
一番右側に置いてある遺留品に
飛びついた呪霊がいません。
これって言うのは、この遺留品の人物が
まだ生存している可能性があると言うことです。
(真白ちゃんの事件現場に
あったものかも!!!なんか分かってきた!)
一ノ瀬
「忍さん、手袋を貸してくれませんかー?」
忍刑事
「おっ!目的の物があったか!!
手袋ならあるぞー、ほら。」
忍さんは胸元から白い綿の手袋を取り出すと
僕に渡してくれました。
一ノ瀬
「目的のものはないですよ?
中を確認してみたいからです(^∇^)」
"ガサガサガサッ"
あくまでも目的を悟られないよう、
全ての遺留品の封を開封し中を確認しました。
ただ"目的"のものはちゃんとありまして
それは脳に焼きつけました。
(うん、絞れてきたみたい)