第75章 一ノ瀬探偵になる
警察署と呪術師って意外と濃密な
関係があるんですよねー、知ってます?
警察署の前にやってきた僕は
門番の警察官に許可を得て
ワイズを近くのポールに繋がせてもらい
警察署の中へ失礼しました。
忍刑事
「おぅ!颯太じゃないか!!久しぶりだな!」
入って早々、
付き合いが長い忍刑事にバッタリ逢えました。
ちなみに僕の下の名前は颯太なんですよ、
お見知り置きくださいねー
一ノ瀬
「こんにちはー、久しぶりですねぇ!
元気そうで良かったですー」
忍刑事
「それはこっちの台詞だ!
お前、無償で山綺麗にしてんだってな。
他の奴らは報酬ありきでしかやらんと言うのに。
大丈夫か金は?
もし困ってんなら俺の部下にしてやるぞ?」
一ノ瀬
「遠慮しときますー、忍さは怖いし( ̄∇ ̄)」
忍刑事
「まあ気が変わったらいつでも言えよ。
で、今日は何しに来た?」
(忍さんは信用できるから
ストレートに聞いちゃおぅ。)
一ノ瀬
「最近の行方不明者リスト見せて欲しいんですー」
忍刑事
「行方不明者リスト?
あれは閲覧制限かかってんの知ってんだろ?」
忍さんは、
僕の肩に腕を回し静かにそう言ってきた。
一ノ瀬
「知ってますよ。コソコソ
でもどうしても閲覧したいんですよーコソコソッ...」
粘り勝ちというより"信頼勝ち"で、
特別に鍵を閉めた忍刑事監視の下ならばと
許可がおりました。