第8章 封印
そんな絶望した私に
黒いスーツを着用されている男性が
お声をかけてくださいました。
?
「顔色が良くないですね。大丈夫ですか?」
悟さんより少しだけ歳上のように見える男性は
優しい雰囲気で本当に私を心配してくれているように
見えます。
「あ、ありがとうございます。
ちょっと体調不良でして...」
?
「それは大変ですね。
何か私に出来ることはありますか?
...ちょうど仕事帰りでして暇を持て余してるので
遠慮なく仰ってください。」
(か、神様...(´;Д;`))
今、私の目の前にいる方は神様に違いない...
違ったとしても悪阻で苦しい今は
この方は神様です。
「あの...もし良かったら...」