第1章 狐嫁
他愛もないお喋りをしながら歩き
数十分後に無事に呪術高専前に到着致しました。
?
「女中頭との約束の時間まで
あと1時間と少しってとこか...
どうする?暇なら僕に着いて来るかい?」
「とっ、とんでもございません💦
こちらまでご一緒させていただけただけで...
本当にありがとうこざいました。」
私は男性に頭を下げました。
?
「そっか。じゃ、またね〜( ,,>з<)ノ」
男性は屈託のない笑顔を浮かべ
私に手を振りながら
何処かへ歩いて行かれました。
「(。・ω・。)!!」
(あっ!お名前を聞き忘れてしまったわ。
また...お逢いできたら聞かなくちゃ。)
私の元から去って行く男性の後ろ姿に一礼すると、
手持ち無沙汰になった私は
呪術高専の敷地内にあるベンチに座り
待つ事に致しました。