第66章 新道
翌日、
AM4:30
"ブーブーブー📳"
携帯が鳴りました。
「んぅー(-_-)
こんな時間に誰...ふぁ〜」
私はスマホに手を伸ばし画面を見ます。
[スマホ画面]
玉木さん
「...玉木さん?」
こんな朝早くにいったい何の用事なんでしょう?
私は電話に出ました。
「おは....」
玉木📱
「さん!!
守様が発熱で今病院に運ばれました!!」
📱
「Σ(・□・;)えっ!?」
健康優良児過ぎて今まで
体調を崩した事がない守が
どうやら高熱を出してしまったようです。
玉木📱
「意識はハッキリしているのですが、
"おかあー"と様の事を
お呼びになっておりまして...」
📱
「...そうですか...
私はどうしたら良いですか...」
こんな事を聞いたら、
今直ぐにでも側に行きたいのが母心というものです。
ですが...
玉木📱
「面会することは出流様がお許しになられないので、
せめて声だけでもと思い...」
📱
「分かりました。
守の耳元にスマホを当ててくれますか?」
玉木📱
「はい、ただいま。」
ガサガサッという音と、
スマホの向こうから
守の泣きじゃくる声が聞こえてきました。
(守...こんなに泣いたこと無かったのに...
一緒に居られなくて...ごめんね...)