第62章 女子
"パタパタパタパタッ"
天使の挨拶に癒された直後、
守くん目掛けて凛ちゃんが突入してきました。
(来たわね凛ちゃん!!
さあ"今回"はどうでるのかしら(*゚∀゚*))
"ドスッ!"
凛ちゃんが守くんの前までやってくると
何も無い所で転びました。
早苗先生
「(´⊙ω⊙`)!!」
(さっそく始まったわね!
やるじゃない凛ちゃん!!)
「あらΣ(・□・;)大丈夫??」
守
「(๑・̑◡・̑๑)?」
守くんのお母さんは焦り、
守くんは...あまり反応していません。
凛
「....たっけてぇ...」
凛ちゃんは潤ませた瞳で
守くんを見つめ消え入りそうな
声で助けを呼びます。
(凛ちゃんと言えばこの戦法よね。)
大抵の男の子は"大丈夫?"と
走り寄って来るほどの
愛らしさがあります。
守
「…おかあー、ばばーい!!」
初めての保育園だというのに、
両手を広げ遊び場に向かう守くん。
「え?あっ、うん(*´ー`*)
じゃあね、守〜!
早苗先生宜しくお願いします。」
初めての登園は大抵泣くものだけど、
守くんは笑顔でお母さんから去っていきました。
早苗先生
「(・・;)」
(意外だわ。
甘い天使フェイスとは違って、
結構ドライなのね。)
凛
「Σ('◉⌓◉’)」
凛ちゃんは今までに味わった事がない
"敗北"で目をまん丸くして放心状態に
なってしまいました。